20種類の楽器で聴くバッハのプレリュード(無伴奏チェロ組曲第1番 BWV1007)

子供の頃、デパ地下のキャンディー売り場で色々な種類のキャンディーが山盛りになっているのを見ては「1個ずつ全部買って並べてみたい!!」てな興奮に駆られたことってないですか? ああ、無いですか… まぁいいんですけど、私って「その類」の人間らしいです。つまり、同一カテゴリー内で様々なバリエーションが用意されていると訳もなくウキウキしてしまい、それらの入手・記録・分類といった行動への欲求を抑えがたくなるみたいです。

何の話かってえと、先だってライフワークにしているギター演奏の YouTube 公開で、バッハのプレリュード(無伴奏チェロ組曲第1番 BWV1007)を手がけたんですが、その際にこの曲がとても多種多彩な楽器で演奏されていることに気づきました。そこで頭をもたげてきたんですねー、前述の「並べてみたいゴコロ」がw そんな訳で、YouTube に登録されている同曲から Mariyudu がチョイスした「バッハのプレリュード・アラカルト」をどうぞ。

まずは原曲のチェロ演奏を。でも只のチェロじゃ面白くないのでアルミで出来たチェロという変わり種を(↓)。

お次は同じ擦弦楽器コントラバスヴィオラ、バイオリン、と音域を上げながらどうぞ(↓)。


弦の音に飽きちゃいました? じゃ、管楽器に変えてみますか。普段お馴染みな楽器でサックスとフルートでの演奏をどうぞ(↓)。

管楽器といえば日本人なら一度は演奏の覚えがある「たて笛」ことリコーダー。この楽器、実はルネサンス時代から室内楽で頻繁に使われた由緒ある楽器です。その高雅な調べをどうぞ(↓)。

ちょっと奥ゆかしげな雰囲気になったところで、同じく古楽の時代では主役級で活躍した、クラヴィコードという鍵盤楽器リュートというギターのご先祖様みたいな撥弦楽器での演奏をどうぞ(↓)。

ギターの話が出たついで(?)なので、クラシックギターでの演奏を。ありふれた楽器といえばそうですので、ここは演奏者に重点を置いて選んでみましたw いやー楚々とした美人ギタリストさんですねー(↓)。

某有名大の某サークルのせいか、ギターといばマンドリン、てな連想が働くの日本だけ? ま、とにかくマンドリンおよびマンドチェロ(低音部を受け持つマンドリン)での演奏を。前者はクラシックで使われる水滴型ではなく、カントリー用のフラットマンドリンですね(↓)。

鍵盤楽器がお座なりだったようなので、パイプオルガンとピアノ、アコーディオンでの演奏を。ピアノ版はかなり奔放なアレンジが施してあって、ずっと同じ曲を聴いてきた耳には新鮮ですね(↓)。


さて、この辺で少し変わった楽器にシフトしてみます。パンフルートという楽器をご存知でしょうか。昔、ザンフィルという奏者のブレイクで少し知名度が上がりましたがギリシャ神話にも登場する古い歴史を持つ楽器らしいです(↓)。

次に中阮(チョンルアン)という中国の伝統楽器を。あの女子十二楽坊でも大きくフィーチャーされてはいませんでしたが、確か使われていたと思います(↓)。

そしてこれ。忘れちゃいけませんよね、小さな万能楽器、ウクレレを。音域の狭さによる不自由を全然感じさせない巧みなアレンジと演奏です(↓)。

ずーっとアコースティック楽器ばっかりだったので、最後はコンテンポラリーにEベース、Eギターとエレクトリックで締めたいと思います。ロケンロール!(↓)。

えーっと、番外オマケで私が鉄弦ギターで演奏したやつを(オズオズ)…

月並みな演奏ですけど、そんなにわ、悪くはないでしょ? という訳で楽しんで頂けましたでしょうか? ではまたっ (逃げるように去る)