iTunes でアートワーク画像セット時に音源ファイルが破損する現象

今日、自宅の Mac にて、iTunes で CD からリッピングした MP3 (ポータビリティ確保の為、AAC じゃなくて MP3 にしています)をプレイしてたら、曲が終了した後で途中の部分がまた再生されて数秒でプチッと切れる、という現象が発生しました。この MP3 ファイルを Audacity で開いて最後の付近を確認してみたら下図のようになっているので、MP3 ファイルの破損と考えて良さそうです。

原因を特定する為に、リッピングをもう一度行いながら各過程のでファイル破損のチェックをしてみたところ、アートワーク画像のセット(iTunes Store からのアートワーク入手ができないアルバムなので、ネットからジャケット画像を探して手動でセット)の後で破損が確認できました。つまりは、iTunes のアートワークセット機能に不具合ありな気配が濃厚です。アートワークをセットしなければ問題なさそうなのですが、それも寂しいので、iTunes を使わずにジャケット画像を音源に埋め込む手段を調べることに。そしたら上手い具合に Tagr という MP3 編集用のシェアウェアが見つかって、なかなか良さげなので使ってみることにしました。以下は、Tagr を使ってこの問題を回避する手順です。

  1. 開発元サイトのダウンロードページから Tagr を入手、インストール。
  2. iTunes で CD を取り込み(リッピング)する。
  3. iTunes 上でリッピングした曲を選択してからマウス右クリック(または Option + クリック)してポップアップメニューから「Finderで表示」を選び、音源をファインダで表示させる。
  4. ファインダ上で、当該の音源を適当な場所にコピーして退避。
  5. iTunesリッピングした曲をいったん削除。
  6. Tagr を起動して下図の要領で、コピーしてあった音源にジャケット画像を埋め込む。
  7. コピーしてあった音源を iTunes にドラッグ&ドロップして完了。

以上です。iTunes から一旦削除したり再度コピーしたりするのは、iTunes のライブラリに置いたままの状態で Tagr で画像埋め込みを行っても、iTunes 側でアートワークとして反映されなかったからです。画像付の音源をコピーする時に iTunes の楽曲データベースにもアートワーク情報がセットされるのでしょうか。よく分かりませんが。

ということで、同様の現象にお困りの方がいらっしゃったらご参考までに。尚、当方の環境は Mac OSX 10.6.8 + iTunes 10.6.1 となっています。

※本現象は Apple にフィードバックしました。